金のジュエリー

変色してしまったジュエリーのお手入れ方法

「金のネックレスに黒ずみが…」

普段から身につけている金のネックレスに黒ずみがあるのを発見してしまいました。
外したタイミングでふいていたのですが、長年使ってきたためだと思われます。
金自体は酸やアルカリに強いので、本来であれば変化しない金属ではありますが、私の金のネックレスは18k。
金は柔らかい金属なので、そのままだと装飾品には向きません。そのため、加工しやすいようにさまざまな金属が混合されています。
黒ずみは金以外の金属の酸化によるものです。皮脂や汗だけではなく、酸素や洗剤、温泉の成分にしてしまいます。

黒ずみからピカピカにする方法

ふき取っても落ちない黒ずみは中性洗剤を使って落とします。中性洗剤を20度くらいのぬるま湯で溶かしてつけ置きが一番。
つけ置きすることで汚れが浮いてきて落としやすくなります。5分ほどおいてすすぐとキレイになるはずです。
まだ汚れが残っているなら、もう少しつけ置きするか、柔らかいブラシで軽くこすります。
ただし、ブラシでこするのは18kまで。純金に近い24kは傷つきやすいのでNGです。
最後にすすいで、水分をふき取って自然乾燥させれば完了。
宝石がついている場合、中性洗剤もNGな場合がありますので、専門業者に任せたほうがいいかもしれません。

金のジュエリーで気をつけたいこと

金は柔らかい金属で、傷つきやすいため慎重に扱う必要があります。
銀と混同されやすいですが、同じ金属だからとシルバー用クロスを使うのはいけません。研磨材によって細かな傷がついてしまい表面が曇って見えてしまう場合があります。
ピンクゴールドやホワイトゴールドのようにメッキ加工されているものもあり、磨きすぎにも注意が必要です。
また、18k以下の純度の場合、変色する恐れがあるので、温泉や海水浴場では外しましょう。
基本は水分、NGと覚えて注意したいところです。

金の純度

金の純度が99.99%以上は24kとされています。価値は高いですが、金属としては柔らかすぎるためジュエリーには向いていません。
純度が75%の18kは変色しにくく、耐久性もあるので、ジュエリーによく使われる純度です。純度も高いため金属アレルギーを起こしにくいともいわれています。
14kは純度が58%で、銀や銅、パラジウムが混ざっています。耐久性は高いですが、変色しやすいのが特徴です。
金の含有率が半分以下の42%になる10kは、硬く傷つきにくいのが特徴。そのため、サイズ変更は難しくなります。

金・貴金属を買取に出す

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こうした、変色したジュエリーがいらなくなってしまったら、金の買取店に持って行って査定してもらいましょう。

「こんなに汚れているし、昔のデザインだからどうせ売れない」とあきらめてしまわずに、専門家に正しく査定してもらうことをおすすめします。
リペアやメンテナンス技術のある買取店なら、思った以上に高額で買取してもらえることも多くあります。