子供に印鑑をプレゼントすることのメリット
子供に何か特別なプレゼントをしたいと思い立ったら、印鑑をプレゼントしてあげてみてはどうでしょうか。
日本では銀行で口座を開設する際には印鑑が必要ですし、実印も本人を確認するための大切な印象として扱われています。
大人になると必ず必要になる印鑑を子供のうちからプレゼントしておけば、「自分は大人になったんだ」という満足感を子どもに抱いてもらうことができます。
子供の銀行預金口座を開設するためには銀行印が必要になりますので、将来のことを考えて子供名義で銀行預金を作る予定のあるお母さんは、早めに銀行印を作っておくといいでしょう。
子供の口座を開設するのに親の印鑑を使用する家庭もありますが、できれば子供専用の印鑑を新しく作ってあげたいものです。
ちなみに実印に関しては、16歳になるまで実印登録をすることができないと定められています。
子供用印鑑を作成するポイント
子供用の印鑑は、男の子と女の子とでは若干違いますので、その点を踏まえながらデザインを考えるようにしたいものです。
男の子の場合であれば印鑑にはフルネームを、女の子であれば名前だけを掘るのが一般的です。
女の子は、将来結婚した際に苗字の変更をせざるをえなくなる可能性が高いからです。
ただ、子供が大人になったときの時勢は分からないものですから、男の子の場合でも名前だけで掘ると柔軟な使用ができます。
子供用の印鑑だからといって、大人の印鑑よりもサイズが小さめということはありません。
何年経っても使えるようにとの配慮から、大人の印鑑と同じサイズで作られるのが一般的です。
銀行印の大きさは、男の子なら13.5mm~15.0mm 、女の子の場合には12.0mm~13.5mmが無難なサイズです。
あまり大きすぎても小さすぎても使えないことがありますので、注意しましょう。
銀行印の書体に関しては、慣例的なものを作りたい場合、男の子は古印体(こいんたい)、女の子であれば篆書体(てんしょたい)がおすすめです。
この他にも、構造が複雑で複製が難しい印相体(いんそうたい)などの字体があります。
印相体はセキュリティが高いので、実印などによく使われている字体です。
印鑑は素材に凝りたいもの
子供印鑑に使用される素材の代表的なものは、薩摩本柘、黒水牛、そしてチタンの3種類です。
この中で一番高価なのはチタンで、7,000~20,000円前後が価格の目安です。
耐久性と捺印性に非常に優れているので、一生使える大切なプレゼントをしたいと思ったら、チタン製を選ぶのがいいかもしれません。
黒水牛は見た目が美しく、コストパフォーマンスも良い素材として人気があります。
黒水牛性の印鑑の価格は、3,500〜6,000円前後です。