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かかりつけ医を作ろう

子供の体調が急に悪くなった時に、どの病院に子供を連れて行けばいいのか迷ってしまった経験はありませんか?
大病院に連れて行くと時間がかかるし、子供が怖がってしまうことも考えられます。
こんな時には、かかりつけ医を作っておくのがおすすめです。

かかりつけ医というのは、家の近所で開業している個人クリニックで、いつでも手軽に行けるお医者さんのことです。
毎回同じクリニックに通っていれば子供の既往症も把握してくれていますし、看護婦さんや医師も子供のことを覚えていてくれるので、子供が不必要に神経質になる心配がありません。

クリニックにはそれぞれの専門分野がありますので、かかりつけ医であれば、子供の不調の原因によっては知り合いのクリニックや大病院を紹介してもらうことも可能です。
紹介状を書いてくれるだけではなくて、カルテ(診療記録)も共有してくれるなど、かかりつけ医にはさまざまなメリットがあります。
子供が発熱して、コロナなのかインフルエンザなのか、それとも他の原因があるのかが不明な場合でも、日頃のカルテを参考にして適切な治療法を選んでくれるのがかかりつけ医です。

かかりつけ医の選び方

かかりつけ医は、自分で自由に選ぶことができます。
基本的には、一般的な疾患に対応している内科クリニックがかかりつけ医としておすすめですが、それ以外にも外科や眼科、循環器科などのクリニックをかかりつけ医にすることができます。
子供が花粉症などのアレルギー疾患に悩んでいる、あるいは鼻風邪をひきやすいというのであれば、耳鼻科をかかりつけ医に選ぶのもおすすめです。

転勤などで引っ越しをしなければならない際には、早めにかかりつけ医を探しておきましょう。
現在のかかりつけ医に相談すれば、アドバイスをしてもらえるだけではなく、紹介状も書いてもらうことができます。

夜間に体調不良になってしまったら

子供が具合が悪くなるのは、昼間だけとは限りません。
むしろ夜間のほうが体調が悪くなりやすいので、そんなときのためにも「子ども医療電話相談事業」の電話番号は必ずメモしておきましょう。
休日・夜間に子供が具合悪くなった場合にどのように対処したらよいのか、病院を受診した方がよいのかなどについてアドバイスを受けることもできます。

子ども医療電話相談事業の電話番号は、「#8000」ですから覚えやすいと思います。
この番号をプッシュすることによって、住んでいる地方自治体の相談窓口に電話が自動転送されます。
救急車を呼ぶべきかどうか悩んでいる時なども、#8000が役に立ちます。
ちなみに、大人が夜間に体調が悪くなった場合は「#7119」に電話をします。